買った日より、今日のほうが好きになる。革には、そういう不思議な性質があります。
使うほどに色が濃くなり、艶が増し、持ち主だけの表情を持つようになる。今日は、そんな革の「育ち方」の秘密をひも解きます。

由来を知る
樹の皮で、革をなめすという発想。
タンニン鞣しの「タンニン」とは、樹皮や木部に含まれる渋み成分のこと。もともとは植物が虫や菌から身を守るための物質です。
この成分がタンパク質と結びつくことで、生の皮が腐らず長持ちする「革」へと変わります。人類が古くから使ってきた、自然の化学反応を利用したなめし方です。
TROIS CLEFS TOKYO 名刺入れ
この知識を踏まえると、イタリア製スムースレザーが持つ艶の変化がより分かります。
TROIS CLEFS TOKYO LFロングウォレット
トスカーナ地方産の植物タンニン鞣し革を使用。使うほどに色艶が育っていきます。
TROIS CLEFS TOKYO サコッシュ
外装に同じ植物タンニン鞣し革を採用。日々の持ち歩きが、そのまま経年変化の記録になります。
国産の一枚
国産のタンニン鞣し、栃木レザーという答え。
タンニン鞣しは海外だけのものではありません。栃木県で作られる「栃木レザー」は、国内を代表する植物タンニン鞣し革として知られています。
コットンペインティングトートバッグは、この栃木レザーとU.S.DUCKを組み合わせ、熟練の職人によるペインティング加工を施した一枚。レザーと塗料、両方の経年変化を同時に楽しめる仕立てになっています。
Q&A
革を育てる、よくある質問
タンニン鞣しの革が濃く変化していくのは、油分や紫外線との反応による自然な現象です。強度が落ちるわけではなく、多くの場合はむしろ質感の深まりとして楽しまれています。
使い始めの時期は乾燥しやすいため、専用のクリームなどで油分を補うと変化がより穏やかで美しく進みます。難しい手入れではなく、月に一度程度のケアで十分といわれています。
タンニン鞣しの革は水分の影響を受けやすい性質があります。濡れた場合は、こすらず優しく水分を拭き取り、自然乾燥させるのがよいとされています。

